KORG Grandstage レビュー

誤操作による意図しない音色や設定の変化を防止するパネル・ロック機能を装備。ステージで没入しながら演奏している最中に、誤って手がノブやボタンに触れてしまっても心配ありません。 演奏中の音の切り替え時にも、音切れを起こすことなく、音色やエフェクトが自然なまま切り替わるコルグ独自の機能「スムース・サウンド・トランジション(SST)」を、Grandstageではさらに細部まで調整を施して搭載しています。 ダンパー・ペダル、専用譜面立て付属STAGE PIANOコルグが誇る最高峰のピアノ音源と、厳選されたキーボード・サウンド。アコースティック・ピアノに敬意を表しながらも、電子楽器の持つ美しさと個性を併せ持ったルックス。そしてプレイヤーの感性と表現を引き出す、緻密に計算し尽くしたパネル・レイアウト。新しさとピアノの原点を両立させた新時代のマスターピースが誕生。

2018年5月に発売されたKORGのデジタルピアノD1をこのほど購入いたしましたのでレビューを兼ねて紹介します。SP-250を購入したのは2012年ですが、実際には2005年の発売ですので、もう14年も前のモデルになるわけです。楽器といえども電子ピアノはデジタル機器ですから年々進化しており、さすがに古さを否めなくなってきました。PCM音源の音質はサンプリングの容量で決まると言っても過言ではありませんが、この時代の製品となるとそんなに大容量は積んでないでしょうから最新の機種に比べると当然見劣りします。また最近では当たり前のダンパーレゾナンスも搭載されていないため、ペダルを踏んだときの音の豊かさがどうしても物足りないと感じていました。やっぱりデジタル機器は最新のものには敵いませんね。SP-250の同時発音数はスペック上60音ということになっています。当時としては標準的なスペックで普通に演奏する分には全然問題ないように思えますが、実はそうではないのです。60音というのはあくまでもオシレーターの数ですから、2オシレーターを同時に使う音色では半分の30音になってしまいます。当然ピアノの音色も2オシレーター使っていますから同時発音数は30音となり、しかもリバーブを使うとなぜか5音も減ってしまうという謎仕様で実際には25音になってしまうのでした。それでも25音あれば通常の演奏には問題ないのですが、ペダルを踏んで音を持続させると音が足りなくなってくるのです。たとえばショパンのエチュードOp.10-1のように、ペダルを踏みっぱなしで大量のアルペジオを弾くような曲ではすぐ音が足りなくなって音切れが頻繁に起こりました。そんなシチュエーションはめったにないとはいえ、物理的に弾けない曲が出てくるのはやっぱり面白くないのです。88鍵ですから横幅はどの機種も同じようなものですが、SP-250はスピーカーが上面に付いていて奥行きがかなりありました。しかも譜面台が後ろ側に付く構造なので、実際にはその分、壁から離して設置しなければなりません。というわけで、壁からピアノの前面まで50センチくらい場所を取ってしまうのが狭い部屋では結構邪魔でした。また重量が19kgもあり、スタンドも含めるとさらに重くなってしまいます。これは部屋の配置換えで移動するときにかなり大変でした。今回は初めての電子ピアノではなく買い換えですから、当然前よりもグレードアップになっていなければなりません。まあ音質についてはどれを選んでもSP-250よりは確実に進化しているでしょうから問題ありません。あとはメーカーによる音の好みの問題だけです。やはり一番重要なのは鍵盤のタッチ。これは電子ピアノの命とも言うべきもので後から変えようがないものですから、絶対に譲れないポイントです。試奏して気に入ったのを選ぶしかありません。ただSP-250に搭載されているRH3鍵盤はKORG最上級のものですからタッチは非常に良かったです。逆に言うと、これより落としてしまうと確実に不満が出ることになります。そうなるとヤマハやカシオのエントリークラスは除外されてしまうため、自ずから選択肢は絞られてきますね。それともう一つ気になるのは大きさ・重さの問題です。家で使うならそんなに問題はないように思えますが、電子ピアノは大型楽器ですから後で部屋を移動したり、引っ越しや買い換えの時に大変なことになります。そこまで考慮して購入しなければなりません。据置型かポータブル型かというところが一つの分かれ目になりますが、移動のことを考えると当然ポータブル型が有利になります。しかし据置型の安定感も捨てがたいのですね・・まず予算を先に考えなければなりませんが、そうそう買い換えるものではないので10万円までは出しても良いと思います。もちろんその価格帯ではエントリークラスになりますので、本格的なものを求めると20万円以上になるのが当たり前です。しかしそこまで行くと金額的なことより重さの方が問題になってきますので、引っ越しの多い賃貸住まいではもはや無理ということになります。ですからほどほどの重さで考えると10万円クラスが限界となります。10万円以内という条件で上に挙げた要求を満たすものとして候補に挙がったのは、ローランドのRP501R、コルグのC1 Air、そして同じくコルグのD1でした。価格的に言いますと、RP501Rが約9万円、C1 Airが約7万円、D1が約5万円となります。RP501RとC1 Airは楽器店にありましたので何度も試奏して弾き比べました。今までコルグを使っていたので、気分を変えてローランドにしたいという気持ちもありましたね。何と言ってもローランドの鍵盤はこのクラスでは抜群にタッチがいいです。ただ試奏した結果、音がちょっと気に入らなかったんですね。悪い音ではないんですが、ちょっと軽めの音色でどちらかというとポピュラーやジャズに合うような気がします。これは好みの問題なので仕方ありません。それに重量が40kgとなると一人で動かすのはほぼ無理ですしね・・RP501Rが落ちた結果、C1 AirとD1で激しく迷うことになりました。この2機種、実はよく似ています。鍵盤はどちらも同じRH3ですし、音源的にもほぼ同等でしょう。非常に粗っぽい言い方をしますと、C1 Airから鍵盤部分だけを取り出したのがD1だとも言えます(笑)。C1 Airはスタンドやスピーカーが付いていますが、D1にはどちらもありません。完全に鍵盤と音源だけなのがD1です。本体だけでは音すら出せません。初めてピアノを買う人なら何も付いてないD1を選ぶことはないと思いますが、幸か不幸か(笑)私は昔からシンセを使っていたため、スタンドやモニタースピーカーは初めから揃ってるんですね。だから後から買い足すものが何もありません。そうなると後は据置型かポータブル型かの選択になります。C1 Airは据置型の中では比較的軽量で35kgなのですが、それでも大きな箱を開けて組み立てるのは大変です。もちろん買い換えるのは自力では困難で、業者に依頼するしかないでしょう。電子ピアノはデジタル機器ですから、常に買い換えのことを意識しなければなりません。できるだけ簡単に買い換えられるに越したことはないのです。機能的にはC1 Airの方が優れているところがあります。D1にはなくてC1 Airにある機能としては、録音機能、Bluetoothスピーカー、スプリット音色、3本ペダルなどがあります。ただ録音機能はPCのDAWを使えば済む問題なので必須ではないし、Bluetoothスピーカーも自分は必要ありません。この中で演奏上、一番重要なのは3本ペダルです。D1にはダンパーペダルしか接続できませんが、C1 Airはソフト、ソステヌートペダルも付いています。ただ実際のところダンパー以外のペダルを使う機会ってまずないんですよね。ポピュラーはもちろん、クラシックでも楽譜にソフト、ソステヌートの指示が書いてあるのを見たことがありません。そんなのは音大を出たくらいのレベルでないと使う機会はないでしょう。したがって実用的にはダンパーさえ使えれば良いのでD1でも十分ということになります。D1とC1 Airの内蔵音色リストをコルグのマニュアルから抜粋して比較してみましょう。まずこれがD1の内蔵音色です。次にC1 Airの内蔵音色。昔からコルグの電子ピアノは似たような音色配列になっていて、D1とC1 Airもほぼ同じなのですが、よく見るとC1 Airはジャーマン・グラントピアノとジャパニーズ・グランドピアノという2種類のサンプルを内蔵していることがわかります。このクラスでサンプルを2つ内蔵しているのは珍しいので、これはかなり魅力的ではありますね。一方、D1はサンプリングしたピアノの種類は特に明記されていません。おそらくは1種類のみでしょう。それともう一つ違うのは最後のバンクです。C1 AirにはBASS&PIANOというバンクがあって、鍵盤を2つに分けて低音部をベース音色、高音部をピアノ音色で弾けるようになっています。いわゆるスプリット音色というやつですね。一台でジャズセッションを楽しめるということでしょうか? その代わり、C1 Airではクワイア音色が少なくなっています。しかし決定的に違うのはピアノ音色の同時発音数です。音色リストの一番右端、#と書いてある欄に注目して下さい。これは1音色あたり何オシレーター使っているかを表しています。D1ではコンサート・ピアノ、グランド・ピアノ、ジャズ・ピアノだけが3となっています。これはちゃんと理由がありまして、まずステレオサンプルですから2オシレーターは必ず使います。それにプラスして、ダンパーレゾナンスを重ねるためにもう1オシレーター使っているわけです。これはマニュアルをちゃんと読めばわかります。一方、C1 Airではジャーマン・グランドピアノ、クラシック・ピアノ、ジャパニーズ・グランドピアノだけがなぜか4オシレーターも使ってるんですね。1つはダンパーレゾナンスだということはわかりますが、もう1つは何のために使っているのか不明です。もしかするとダンパーレゾナンスをステレオに分けたりしているんでしょうか?4オシレーター使うことによって音色がリッチになる可能性はありますが、どちらも最大発音数は120音ですから、C1 Airでは実質的な同時発音数が30音になってしまいます。これではSP-250とあまり変わりません。一方、D1では3オシレーターですから40音は確保できます。もともと同時発音数の少なさが問題になっていたわけですから、この違いは大きいですね。最終的には同時発音数の違いが決め手になってD1に決まりました。D1は一般的な電子ピアノとコンセプトが異なるせいか、楽器店にはあまり置いてありません。そのため試奏は難しいのですが、鍵盤自体はC1 AirやG1 Airと同じですから、それを弾けばわかります。音質的にも同じKORGですからほぼ同様の傾向と思って間違いありません。自分も試奏なしで買いました。アフターサポートが気にならない人なら、やはり通販で買うのが便利でしょう。D1は昨年出たばかりの新製品ですから、まだ値引きはほとんどありません。通販だと4万9千円台が通常価格です。ただAmazonでは月に一度のタイムセールでたまに値引きすることがあります。いつもあるとは限らないのですが、まめにチェックしておくといいでしょう。私は約42,000円で買うことができました。以下、製品について簡単にレビューしてみます。見ての通り、C1 Airの鍵盤部分と非常によく似ています。斜めの線が一切なく、完全な直方体形状です。こういうデザインは最近のピアノには珍しいですが、かえって斬新な感じがしますね。一切の無駄を削ぎ落とした美学を感じます。また驚くのは筐体がオール木製だということです。プラスチックは一切使われていません。木製と言っても単板ではなくMDF材のようですが、オールプラスチックのポータブルピアノが多い中でコストをかけた作りはコルグの心意気を感じます。ただそのせいで非常に重くなっているのですけどね・・D1の特徴はスピーカーを廃したことによるスリムさです。奥行きが約26センチしかないのはコルグの電子ピアノでは最もスリムとなっています。まあ最近ではカシオのPX-S1000に負けてますけど、最高級の鍵盤を搭載してこのサイズですから立派なものです。しかし見た目に反して非常に重く、16kgもあります。最近は11kg台のポータブルピアノが多い中で、これは最も重量級と言えるでしょう。真四角な形状が災いして指が掛かるところがないので、実際の重量以上に重く感じます。むしろ19kgあるSP-250の方が運びやすい感じでした。ただ重いのにはちゃんとした理由があり、しっかりしたタッチを実現するためにはどうしてもこの重さになってしまうのです。軽さを売りにしたピアノはそれだけ鍵盤がしょぼいということですね。それにスタンドに載せたときには重い方が安定します。あまり軽すぎるとスタンドの上で動いてしまったりするので、ライブで使うステージピアノは20kg前後あるのが普通です。それに比べるとまだ軽い方ですね。まあ重さはあきらめましょう(笑)。決して軽くはありませんが、男性なら一人で運ぶことは可能です。ライブで外へ持ち出すにも車があれば何とかなるでしょう。D1の特徴は何と言ってもこのサイズと価格でKORG最上級のRH3鍵盤が手に入るということでしょう。RH3についてはSP-250の時から使ってましたから、タッチの良さは実証済みです。耐久性も素晴らしく、7年半使ってもビクともしませんでした。タッチは他のメーカーに比べると重め、指を離したときの戻りも自然で良い感じです。気になる鍵盤のカタカタ音もそれほど大きくありません。一つ難点を言いますと、コネクター類が左端に集中しているため、ケーブルの取り回しに困ることがあります。たとえばアンプを右側に置いているとどうしてもコネクターが遠くなってしまいますよね。こういうのは中央に配置した方がどちらからもアクセスしやすくて便利だと思うのですが、おそらく鍵盤がギリギリ奥まで入っているのでこういう配置にならざるを得ないんでしょうね・・それと最近はヘッドホンもステレオミニプラグが一般的になってますが、プロ用の機材では未だに標準プラグが一般的です。ミニプラグって接触不良を起こしやすくて嫌いなので、ここはプロ機材らしく標準プラグにしてほしかったですね。なお一般的なシンセと同じく、ヘッドホンを差し込んでもラインからの音は切れない仕様です。したがって外に音を出したくない場合はスピーカーの音量を下げるか電源を切る必要があります。この辺は一般の電子ピアノと違って面倒な部分です。私はミキサーを使ってスピーカー音量の調整をしています。D1を買う前に一番気になっていたのは譜面台でした。一枚の板ではなく最近よくあるフレームだけのタイプなので、不安定な感じがしていたんですよね。しかし実際に買ってみると杞憂でした。D1だけでなく、コルグの電子ピアノの特徴は操作性が非常に良いということです。なぜかというと多くの電子ピアノは操作ボタンが極端に少なく、複数のボタンを同時に押したり、鍵盤と併用する操作を強いられるからです。その点、コルグの電子ピアノにはしっかりした操作パネルが装備されており、ほとんどの操作をボタンだけで行うことができます。この辺はシンセメーカーらしい配慮ではないでしょうか?またトランスポーズ、タッチ強度、各種エフェクトなど、よく使う機能が独立したボタンになっているのが素晴らしいですね。他のメーカーはなぜかこういうボタンがなくて2つのボタンを同時に押すという意味不明な操作を強いられます。操作性ではコルグの圧勝です。またカテゴリーボタンを2つ同時に押すとレイヤーモードとなり、2つの音色を重ねて演奏することができます。レイヤーごとの音量バランスやオクターブも変更可能です。シンセのような自由度はありませんが、これだけでもある程度音作りは可能ですね。ピアノとストリングスを重ねてゴージャスな雰囲気を出すこともできますよ。D1にはダンパーペダルが付属していますので、とりあえずは演奏することができます。思ったより小さなものなので驚くでしょう。ただハーフペダルには対応していないため、クラシックピアノの微妙な表現には不向きです。別売のDS-1Hは必須と思った方がいいでしょう。私は昔からKORGのシンセを使っていた関係でDS-1Hをすでに持っていたため、買う必要はありませんでした。やはりこちらの方が大きくて踏みやすく、滑り止めのゴムが付いているので使いやすいです。値段も3千円程度のものですから、ケチらずに買った方がいいと思います。スタンドは純正品が用意されていますが、ちょっと値段が高いのと、本体を買い換えたときに無駄になってしまうので私は未だに手を出していません(笑)。もちろん専用品だけあって本体とネジでしっかり固定されるので安定感は抜群です。値段が気にならないのなら純正品を買った方がいいでしょう。代わりに私は前から持っていた汎用の4本足スタンドを使っています。価格は5千円前後の安いものです。専用品と違って上に載せるだけですので、やはり力を入れすぎると動いてしまったりします。X型のキーボードスタンドはコンパクトに折り畳めるのが魅力ですが、下に足を入れにくいため、あまりおすすめしません。私はほとんどピアノの音色しか使わないのですが、アコースティックピアノの音色は全部で5種類あります。PIANO1のコンサート・ピアノは重厚感のあるリッチな響きで、ほとんどのジャンルにはこの音色だけで対応できるでしょう。バンク2のグランド・ピアノは少し明るめの音色で、ポピュラー系には比較的よくマッチするかもしれません。バンク3のポップ・ピアノは明らかにサンプルが異なり、サステインの短いチープな音色です。どちらかと言うとエレピのようにも聞こえます。チープサウンドを求める以外はあまり使い途がないと思います。PIANO2のジャズ・ピアノはグランド・ピアノよりもさらに軽い音色で、おそらくバンドにうまく溶け込むようにチューニングされているのだろうと思います。ソロで弾くにはあまり向いていません。バンク2は調律のずれたいわゆるホンキートンクピアノとなっています。これも特殊な用途でしか使わないでしょう。よって、ソロで弾くにはコンサート・ピアノとグランド・ピアノさえあれば十分だと思います。どちらもダンパーレゾナンスがよく効いており、ペダルを踏んだときの音の伸びや広がり感がかなり本物らしくなっています。ヘッドホンで高音域を弾くとよくわかりますが、打鍵したときのメカノイズもちゃんと再現されています。反面、ペダルを踏みすぎると音が濁りますので、ペダルの使い方には気を配る必要があります。またブリリアンスとタッチ強度の組み合わせである程度音を作り込むこともできます。タッチを「重め」にすればppからffまで音色の変化をかなり自由に付けられます。ただ電源を切るたびに設定がリセットされてしまうので、その都度設定し直す必要があります。コルグのどの機種にも言えることですが、設定を記憶する機能がないのがちょっと不便なところではありますね。ピアノ音色の弾き比べについては余裕があれば動画をアップしてみたいと思います。拙い演奏ですが、実際に演奏した動画をアップしましたので音の参考にして下さい。なお音声はライン出力から直接録音しています。D1にはスピーカーが内蔵されていませんので、ヘッドホン専用にしない限り、外部スピーカーが必要となります。シンセをやったことがある人ならわかると思いますが、プロ用の機材はPAを通して出力することが前提なので、もともとスピーカーは必要ないわけです。電子ピアノに内蔵されているスピーカーというのはスペースの関係上、そんなに大きなものを積めませんから、しょせん音は大したことありません。それならば初めから外付けにした方がはるかに良い音がしますし、合理的な割り切り方だと思います。ただ初めて電子ピアノを買う人にとってはこの点がかなり高いハードルになることは間違いありません。スピーカーも凝り出すとピアノ本体より高くなってしまいますからね、かなりの追加投資が必要になってしまいます。それなら最初からスピーカー付きの電子ピアノを買いたくなる気持ちはよくわかります。比較的安価で良質なものとしては、MACKIEのCR3をおすすめしておきます。このクラスなら50Wのパワーがあるので、ミニライブで使ってもそこそこの音量が得られるでしょう。ただし、スピーカーが小さいのであまり低音は出ないと思って下さい。これでも1万円少々しますので高いと思う人がいるかもしれませんね。とりあえず音を出したければ数千円で売っているスマホ用のリスニングスピーカーでも十分です。その場合はライン出力ではなくヘッドホン端子に接続することになります。冗談みたいですが、ダイソーで売っている300円スピーカーも意外と良い音してますよ(笑)。とりあえず音を出すだけならそれでもOKです。はっきり言って音質はスピーカー次第で決まります。そこが一般の電子ピアノとは違うところで、面白いところでもありますね。良いスピーカーを使ってみれば、ピアノ内蔵のスピーカーがいかにしょぼいかよくわかるでしょう。D1のコンセプトとして、一般的な家庭用デジタルピアノとは異なるということをまず念頭に置かなければなりません。つまり、これはライブで使うことが前提のステージピアノというカテゴリーに入ります。もちろん室内で使っても良いのですが、スピーカーやスタンドが別途必要になってしまうため追加投資が必要です。初めて電子ピアノを買う人なら、やはりC1 Airのような据置型にした方が扱いやすいし、結果的に安くなります。したがって、D1が向いているのは目的がはっきりしている人だと思いますね。まずモニタースピーカーなどの環境をすでに持っているか、投資することを厭わない人でなければなりません。そしてライブで使うかどうかはともかく、可搬性を重視する人には向いています。やっぱり電子ピアノの買い換えって大変なんですよ。あと独立したMIDI端子が付いていますから、マスターキーボードとして使いたい人には大いにおすすめします。価格帯から言ってライバルはヤマハのP-125やカシオのPX-S1000あたりになるのかなと思いますが、カテゴリーが異なる商品なので直接の比較はできないと思いますね。スピーカーを内蔵していて価格帯が同じということは、当然鍵盤の質が落としてあるということです。それに対してD1のRH3鍵盤はKORGの最高級ステージピアノGrandStageに搭載されているものと全く同じです。おそらくD1の価格のほとんどは鍵盤の値段だろうと思います。したがって、5万円程度で最高級の鍵盤が手に入るということに価値があるのです。余計な機能は要らないから本格タッチの鍵盤が欲しいという人にこそ向いています。ステージピアノというのは従来20万円近くしていましたが、この価格帯でステージピアノを投入してきたことは史上初であり、今のところ無敵の存在ではないかと思いますね。ボーカルキャンセラー2の概要 『ボーカルキャンセラー2』はCDなどの音源から取り出したWAVファイルを加工し、ボーカルを消して(弱めて)簡易的なカラオケを作成するソフトです。前作の『ボーカルキャンセラ ... ケーナとは? ケーナ(Quena)とは南米ペルーを発祥とする民族楽器で、縦笛の一つです。もともとはチチカカ湖の畔に生える葦で作られたと言われていますが、現在では葦のほかに竹や木材などが使われています。 ... 任意のキーでダイアトニックコードを一覧表示する早見表です。トニック・ドミナント・サブドミナントの機能別に分類されています。 楽譜・フリーソフト・作曲・音楽理論・DTMなど、ミュージシャンに役立つ情報を発信しています。 2018年5月に発売されたkorgのデジタルピアノd1をこのほど購入いたしましたのでレビューを兼ねて紹介します。 これまでは同じkorgのsp-250というモデルを使っていました。2012年1月に購入 Grandstageの鍵盤は、88 key、73 keyともにリアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤を採用。こだわりの日本製で、熟練した少数精鋭の技術者によるプレミアム・ジャパン・クオリティを誇ります。グランド・ピアノと同様、低音部では重く、高音部では軽くなるように4段階で重さを分けた鍵盤で、指先の繊細なタッチやニュアンスまでも見事に表現し、リアルな弾き心地を体感することができます。鍵盤楽器の象徴的存在であるアコースティック・ピアノが纏う気品ある佇まいを、上質なブラック・ボディによって継承したGrandstage。そのフロント・パネルは、アルミ素材にヘアライン処理を施し、印象的な赤色LEDが暗いステージでも高い視認性を確保します。またリア・パネルにはシックな木目を配し、ひと目でそれとわかる個性的かつスマートなルックスに仕上げました。またリア・パネルのKORGロゴは全体が明るく点灯し、カラーや照度、点灯モードをお好みに設定可能。ステージのために生まれたピアノならではの存在感を主張します。本体に装着できる専用の譜面立てと、ハーフ・ペダルにも対応したダンパー・ペダル(DS-1H)が付属しており、すぐに使用することができます。また高級感のあるクロームめっき仕上げがGrandstageにふさわしい、新設計のキーボード・スタンド(Standard-M-SV)も別売アクセサリーとしてラインナップ。Grandstageを中心とした完全なステージ・ピアノ・システムが、プレイヤーのパフォーマンスを極限まで高めます。 Grandstageの鍵盤は、88 key、73 keyともにリアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤を採用。 こだわりの日本製で、熟練した少数精鋭の技術者によるプレミアム・ジャパン・クオリ … STAGE PIANOCopyright Choose Your Country KORG GS1-88 Grandstage ステージピアノなら3年保証付のサウンドハウス!楽器・音響機器のネット通販最大手、全商品を安心の低価格にてご提供。送料・代引き手数料無料、サポート体制も万全。首都圏即日発送。アコースティックだけでなく、エレクトリックピアノ、オルガン音源も搭載。 ライブ会場の音響特性に合わせ、サウンド全体のキャラクターを調整できる3バンド・イコライザーを装備。フェーダー操作で簡単にコントロール可能です。 電子ピアノを検討されている方にとってYAMAHAやRoland、KAWAI をご存知の方は多いかと思います。しかし、こちらのKORG(コルグ)というメーカーは初めて聞くという方も多いのではないでしょうか。 KORG「G1 Air」オフィシャルWEBページ 》 KORG「G1 Air」レビュー.

ステージ・ピアノが、プレイヤーの思いのままに、これまで以上の表現力を手にするために。コルグが新たに提案する、Grandstage独自の機能がこのダイナミクス・ノブです。鍵盤の打鍵の強弱(ベロシティ)による、音量や音色の変化具合を即座にコントロールでき、個々の演奏スタイルや楽曲に合わせて、鍵盤の演奏フィールをリアルタイムにカスタマイズすることが可能です。 エレクトリック・ピアノ音源「EP-1」には、金属棒(タイン)を叩く方式の代表的なモデルI、II、V、DMPと、振動板(リード)を叩く方式の200、200Aの計6つの代表的なビンテージ・エレクトリック・ピアノ・サウンドを収録。ベロシティ・スイッチの発想を進化させたMDS(Multi-Dimensional Synthesis)テクノロジーは、繊細な鍵盤タッチにも滑らかに反応。リアルに再現されたアンプやキャビネット、スピーカー、ビンテージ・エフェクトまでを完璧にシミュレートしてサウンド・デザインを施しました。オルガンには3つの異なるサウンド・エンジンを搭載しています。トーンホイール・オルガン音源「CX-3」は1980年に発売されたコルグのコンボ・オルガンの名器を完全に再現。また新設計のトランジスター・オルガン音源「VOX」は、1960年代に発売され欧米のポピュラー音楽に大きな影響を与えたVOXオルガン・サウンドを再現しています。同様に、新たに搭載されたトランジスター・オルガン音源「Compact」は、VOXオルガンとともにこの時代を彩ってロック界の伝説となった小型オルガンを再現しました。いずれも音源に内蔵されたロータリー・スピーカー・エフェクトと組み合わせることにより、オルガンをプレイする醍醐味を存分に味わうことができます。合計500種類ものサウンド・プログラムを誇るGrandstageは、上記5種類のサウンド・エンジンに加え、音抜けの良いリードや分厚いブラス・サウンドを実現するアナログ・モデリング音源「AL-1」、そして様々な音色を幅広くカバーするPCM音源「HD-1」も内蔵しています。なかでもHD-1には、8段階マルチ・サンプルのクラビや、独特で金属的な響きを持つFMピアノ、ハープシコードやパイプ・オルガンなど、特徴的な鍵盤楽器のサウンドを新規サンプリングにて多数収録しています。Grandstageは数多くのサウンド・プログラムを搭載しながらも、それらを迷うことなく素早くセレクトできる直感的なインターフェイスを実現しています。最も演奏頻度の高いピアノ、エレピ、オルガンは右手側の「キーボード・セクション」、そしてシンセやストリングスの音色は左手側の「アンサンブル・セクション」からそれぞれ呼び出しが可能。さらに、エフェクトやEQ、ダイナミクスなどのコントロールも全て、フロント・パネル上のツマミやボタンで直接アクセスすることができます。プレイヤーが完全に演奏のみに集中できるよう、ステージ・ピアノならではのシンプルで使いやすい操作性を徹底的に追求しました。情感のこもった鍵盤演奏には欠かせない、リバーブとディレイをマスター・エフェクトとして搭載。もちろんエフェクト・タイプの切り替えやデプスの調整はパネル上で瞬時にコントロール可能です。またGrandstageでは、コルグ新開発のリバーブ回路の搭載によりさらなる表現力を獲得。自然な広がりとスムースな残響特性を持つ「iVerb」をHALLとROOMとして、オルガンなどのビンテージ・サウンドに適した「Spring Reverb」をSPRINGとして内蔵しました。