舞台 ゲームしませんか 感想

大人気バトルロイヤルゲーム「荒野行動」とコラボ!【あらすじ】(C)舞台「ゲームしませんか?」製作委員会 (c)2017 NetEase,Inc. 舞台道具が常に動いていたと思う、お疲れ様でした。 まるで自分も「匣」の中にいるかのような演出. 正式タイトルは次の通り。科白劇 舞台『半年ぶりぐらいの刀ステ行って参りました。大変な状況の中、どうにか「灯」を絶やさぬようにしてくださったおかげでこうして観劇することが叶いました。 今回もやっぱりヘビーだったので上手くまとまるかはわかりませんが、ひとまず初見の感想ということで書いておきます。 ネタバレ感想の前にざっと事務的なことを書いておきます。 刀ステも例に漏れず、というか例外的なまでに厳格な 行った感じの雰囲気や順序は次の通りです。 こんな感じでしょうか。青年館だとまた変わる可能性があるので、 ではここからはいつものネタバレあり感想になります。よろしければご覧ください。 雨降ってなくて良かったこれスタッフさんが心配になる、水族館もかなり厳密な予約制らしいことがわかった物販カード使ったけどどっちが良かったのかなわからない帰ったらブログも書くけど、劇場が人減らしてやるのは距離をとることだけではなくてこの厳密さでやるなら半数以下のお客さんじゃないとスタッフさんが大変だしお手洗とかインフラの問題がありそうとりあえずいったん落ちますやっぱり刀ステだったちょっと泣きすぎてしんどい、これぞ感想はうっかり書くとネタバレになりそうなので本日中にブログにあげますね、でも本当良かったもちろん役者個人のファンでもあるけど作品のオタクだったり考察楽しかったり色々だから視点が多すぎて書くことがまとまらない気がするネタで前に幕が上がっただけで泣けそうとか言ってたけど実際始まって5分でなんかよくわからないけど泣けてたから相当明日も別の作品行くんだけど大丈夫か私もうすでに大丈夫ではなかった土曜日だからか確かに前の方も空席多かったな……自分の前とか4席くらいは空いてたけどそれもろ下手側前方だから演者にも講談師さんにもよく見えるところなのでつらかったな…… 1回目で把握できたのはこのあたり。登場人物とポジション、そして印章についてそれぞれ簡単にまとめておきます。割と好き勝手書いてますがどのキャラも好きなので愛だと思ってください……。いつも通り敬称略。 第3部隊隊長にして本作の主人公。戦闘時に翻って映えるマントなのが皮肉に思える展開。いろいろ言いながらも忠興を、そして忠興が愛した腰を落として重心を低く置いているのか、袴での立ち居振る舞いが素晴らしく美しい。とっても雅。みんなのいいお兄さん。これまでとは違って落ち着いた、なんだかんだ大人な部隊長。忠興が殺されてからは忠興の心を持つものとして、『慈伝』のイメージで見ると驚く。めちゃめちゃ強くなってる。長船イズムがすごい悪役令嬢。「お前たちの死が来たぞ」タイムがすさまじい。敵に対してゴミを見るような冷たい視線を送るのが素晴らしい。かつて山姥切国広がなんだかんだそっくりなんだよ伯仲組。でも洋風の椅子があんなに似合うのは悪役令嬢の概念に近い長義だけ。まんばちゃんは座椅子の方が似合う。(可愛いので)真白くん!?!?!?どうしたの!!!??!(率直な感想)衣装に関してはミュ青江よりも胸元の飾りがキラキラしてた気がする。亀甲と一緒になんだかヤバい空気を作るけどいいコンビになってた。本筋との関係背が薄い分、いい中立地帯になってた。 『慈伝』でアンダーも務めた勇歩くんだったので不安要素はなし。ただキャラがぶっ飛んでいるので難しいかなと思ったらそんなことはなく、眼鏡キャラだからなのかわからないが今までのイメージよりも冷静に状況判断をする悪役令嬢(長義)のよき執事。たまに危ない発言をするけど下品ではないのがいい。愛のためなので……。青江とは名コンビの予感。彼もまた中立な立場で話を進めるポジション。じっちゃん大好き。おじいちゃん子ということで「じっちゃんが言ってたんだけど」「小烏丸が言ってたんだけど」のように人から聞いた知識が豊富。今回のキーマン。時間遡行軍の力を借りたことで放棄された世界を繰り返し、存在や記憶が混沌とし始めた歴史上人物たちを「鵺」に例える。歌って踊らないけど歌って踊れる歌仙とは価値観が違うものの、どちらも歌を愛する親子が持っていた刀ということで通ずるものがある様子。足がめちゃめちゃ綺麗。今回のMVP。めちゃめちゃ働く。たくさん戦う。研究して役作りをしていくタイプの役者さんなので、これが今回の研究成果か……と納得できるお芝居。地蔵はやっぱり板挟みになる運命らしい。しんどい。やっぱりとても美人。メイクも自作が多いらしいのでまた裏話を聞けるのが楽しみ。古今とふたり、「大蛇の刀」と「蛇のよう」だと言われた 歴史上人物はみんな第2形態の衣装が素晴らしかったです。最初はビジュアルで出ている黒ベースなのに第2形態だと白地に金色のスタイルに変化。互いのことを洗礼名で呼び合うこともあるので、予習しておくと良さそう。見た目はボスだけど実はそうでもない。記憶が正しければ、倒されるときに「せめて正史の人々が満ち足りて生きて、死ねるように祈る」というようなことを言うからずるい。涙腺崩壊。『維伝』龍馬の「日本ボロボロのなりで出てきたと思ったらちゃんと前作までの忠興の正装で出てきます。こいつがラスボス。というか名軍師は未来が見えてるんじゃ無いのか?とか言いますがまさに彼は未来が見えている名軍師。同じ時間を繰り返すことにより、別の時代・別の時間軸でそれなのに「ひと合戦仕る!」のかけ声はジョ伝と同じなので泣いてしまう。異なる時間軸の間でも記憶の共有が可能であるという示唆を含めて今後のキーとなりそうな人物。忠興×多分とってもいい人。見ててとてもつらかった。まともそうに見えてたけど実はかなりヤバいキャラ。ただ、彼もまた これはバトジャン。刀剣男士に戦いを挑んでくるが割とあっけなくやられてしまうのが悲しい。甥っ子からは「叔父御(?)」(おじご)と呼ばれる。純忠の甥っ子としてセットで行動。日本側の記録では 美の擬人化っていうか具現化。声よし、初の女性キャストというけども、七海さんが実力と人気を兼ね備えた元宝塚のトップスターだから女性ファンに受け入れられたというのも大きい。彼女を超える人材はまずいない。ギリギリ宝塚出身者なら許されるかどうか。第2形態になると忠興が「憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて………愛おしい」蛇のような女といわれても動じないところや肝の据わった様子を眉ひとつ動かさないで演じきっていたのが素晴らしい。ものすごくかっこよかったし美しかった。徒花だったとはいえ最後まで地蔵のことを心配していたり、忠興に「許されたい」と願ったり、あまりにも悲しい。そして忠興が殺されて、「許してくれるのはあの人しかいなかった」と言って第2形態になるという流れ。また、自分が蛇か花かを確かめたくなったとも。忠興と本来は幸せな夫婦、似合いの夫婦だったはずなのに運命のために互いに憎しみ合う関係になってしまって、でもそれは互いに思い合っているからに他ならない……というゆがんだ愛の話。好きな人にはとても刺さる展開。歌仙はこれを「(彼女は花は花でも散り際をわきまえた徒花で、美しすぎる蛇で、 本作の語り手。ちなみに刀装。スピード感のある語りと熱量がとてもよかった。言葉で状況を説明されると場面ごとの解像度が上がるので、いつも以上に泣ける部分が多かった気がする。急遽入ったとは言えさすがはプロでした。扇の音も気持ちよくて、講談について知るきっかけにもなったのでこのコラボはよかったと思います。 最初から「灯」としてたいまつのような明かりが置いてあるところからなんだか涙が出てしまって大変で、話も前回の刀ミュのパライソと同じぐらいに泣けて、泣けて、本当に泣きまくった気が……。 ソーシャル・ディスタンスを保った演出として近づけないことを笑いに変えるのが上手い。最後の方で調査報告書の本を歌仙が渡そうとする→長義に近づけない→投げて渡すとか。あとは殺陣のときにひとりずつ見せ場がもらえたり、もしかしたらいつもより贅沢かもしれない場面も多々あり。イケメン回転寿司ならぬ刀剣男士回転寿司もありました。円状になって動けば確かに導線はかぶらない。賢い。 イメージするなら全体的にアニメや映画みたいな映像作品のカット割りに近かったような気も。アニメなどで画面を分割して2つのグループの戦闘シーンを並べたりするけどあんな感じ。舞台だけど演出手法は映像的で、キャストが客の方に向いて刀を振ったり今までに無い角度で見られた気もします。 やっぱり刀ステはゲーム原作であることを強く感じさせる作りなので、特命調査慶長熊本を泣きながらプレイした名曲として名高いボス戦の曲とか道中とかもそのまま使ってるところがあります。アレはヤバい。OP/EDもキャスパレがない代わりに賛美歌みたいな曲が使われていたり、全体的に神聖な感じがすごい。いつも通り回想シーンもありました。最後は本丸で必ず今回の公演になるはずだった「綺伝」を必ず語ると歌仙が約束してくれて、それも泣けました。いつでもいつまでも待ってるぞ。やってくれ、綺伝。 これは重要なので分けて書いておきます。 この話によると、刀剣男士の心は物語によって作られるもので、物語に関わった人々の心を少しずつ受け取っている部分がある、らしいです。よって、歌仙であれば忠興とだから歌仙が あとは長義が長義は心がないというわけではないと思いますが、心を理解することは出来ないというスタンスなんでしょうか。国広が最初の頃、これが心か?という風に自覚するような場面も多かったので彼の「心」がどうなるのかはこれからの鍵になるかもしれません。形態がどうであれ、刀ステは刀ステでした。しんどいオブしんどい。どこを切り取ってもしんどい。  見てるだけでもとてもエネルギーを使う公演でした。 眠くなってきたのでこの辺で。 あ、あとは私が事前に読んで置いた本とか貼っておきます。あと円盤も……。       配信もあるようなので是非。  長々と失礼しました。また何か思い出したら書きますね。ではでは。