ワイルドスピード メガマックス ピットブル

247okame 3,363,438 views. ワイルド・スピードのシリーズに登場する車、スポーツカーやSUVなど作中で重要な役割を担った車や名車として有名な車を101種類ピックアップして解説。ブライアンが乗ったGT-Rやスープラなどの日本車、ドミニクが愛するダッジ・チャージャーなどのアメ車マッスルカー、高額なスーパーカーなど!映画『ワイルドスピード』シリーズでは、日本車、アメリカ車、欧州車など世界各国の車が劇中車として登場し、スポーツカーやマッスルカー、既にヴィンテージカーの域に達した旧車も次から次へと映し出されます。登場人物の愛車のチョイスに「イメージぴったり!」と感心することも多く、ちょっとしたシーンに数千万円のスーパーカーが登場したりと、車について少しでも知識があると映画をより楽しめます。ワイスピ1~8に登場する車を画像付きで、ひとくち解説します!シリーズの原点「ワイルド・スピード」の公開は2001年でした。原題は「The Fast and The Furious」です。停止状態から直線コースを加速し、スピードを競う「ドラッグレース」に情熱を傾ける若者たちが描かれており、90年代のアメリカでは、実際に若者が安価で高性能な日本車を改造したカスタムカーで、レースを行っていました。ワイスピの中でもっとも日本車が目立っていたのが、この1作目といえるでしょう。スープラは1作目を象徴する車。ドラッグレースに負けた後、ブライアンがドミニクのガレージへ持ってきたのは1994年式オレンジ色のスープラだった。当初はオンボロ扱いで周囲の失笑を買うも、2JZエンジン搭載がわかると「無敵のマシンになる」と評される。1作目序盤にネオグリーン色の車両がブライアンの愛車として登場(潜入捜査のために8万ドルかけて改造車にした)。劇中車となったのは1999まで発売された2代目。物語序盤でハデに爆破されるが、レースシーンで魅了されたファンは多く、中古価格が高騰。ロータリーエンジン搭載ピュアスポーツカー。ハンのオレンジ色の車両(日本のカーチューニングショップVeliSide製)が特に有名だが、1作目にドミニクの愛車としても赤いRX-7が登場している。米ではよくポルシェと比較され、復活を望むファンが多い。タフでワイルドなマッスルカー!V8エンジン搭載400馬力。1作目でドミニクが父親の形見だと明かし、シリーズを通して登場。劇中車のボンネット上にあるのはスーパーチャージャーという空気を取り込む過給システムで、米車らしいカスタム。ドミニクの恋人レティの1作目の愛車はピンクパープルの240SX。日本式にいうとシルビアS14型後期モデル。ドラッグレースで男相手に大差をつけて勝利するシーンが印象的。劇中車はViS Racing製のボディキットを装着。ゴルフをベースにした4ドアセダン。1作目に、気弱だが車に関しては天才的な頭脳を発揮するドミニクの仲間ジェシーの愛車として登場。劇中車はWings West製のホワイト/アクアストライプスのボディがかっこよく、真似するオーナーも多い。ドミニクの幼友達ヴィンスが乗っていたのはブルーのマキシマ(日本ではセフィーロA32型)。レースでの見せ場は少なかったが、劇中車はスーパーチャージャーとNOSシステムを搭載。北米では初代1981年から現在まで高い人気を誇る車種。ブライアンの愛車としてお馴染みのGT-Rだが、実は1作目にもドミニクの仲間レオンの愛車としてイエローの33型ベースのチューニングカーが登場。日本仕様車しか存在しないため、警察無線を傍受するシーンでは右ハンドルなのがわかる。1998年のホンダ創業50周年に発売されたFR式スポーツカー。250ps/9,000rpmという高回転型エンジンが持ち味。1作目ではドミニクと敵対するギャングのトランが搭乗。2作目では女レーサーのスーキーの真っピンクなカスタム車両がインパクト抜群!ドミニクの妹ミアの愛車。夜のロサンゼルスをターコイズの3代目インテグラ(4ドアモデル)が自由自在に走っているシーンが印象的。ViS Racing製のボディキットを装着。1作目で輸送トラック襲撃に用いられたのは黒いシビッククーペの改造車3台だった。小型だが高出力、チューニングしやすい、アメリカのホンダで製造されている大衆車、これらの条件から犯行に使われた。トラックの下を走るシーンが印象的!排気量3500ccのタルガトップモデル。1作目で改造スープラの試走中に「お前たちには買えないフェラーリだぜ!」と皮肉った男の愛車。ゼロヨン勝負で負ける引き立て役だが、実はワイスピのプロデューサーの愛車。2作目『ワイルド・スピードX2(原題『2 Fast 2 Furious』)の公開は、2003年で1作目のロサンゼルスから舞台をマイアミに移します。2作目も日本車の登場が多く、特に主人公の1人であるブライアン(ポール・ウォーカー)は、日産GT-Rなど、日本車を愛車とするキャラクターとして定着していきます。国内外のラリーで活躍した三菱が誇る名車。VII はACD(Active Center Differential)が初採用されたモデル。X2でおとり捜査のためにブライアンがライム・ゴールドの車両に搭乗。通称「ランエボ」だが、劇中では「EVO」と呼ばれた。2作目でローマンが搭乗した囮捜査用のオープンカー(色はパープル)。全長4,455mm×1,760mmの小型ボディのため、劇中ではマッスルカー乗りの男たちに「おもちゃ」扱いされるも、ドライビングテクニックでやり返す展開がベタで良い。フォード・マスタングやシボレー・カマロとともに70年代アメリカで「ポニーカー」として人気を博した車種。ポニーカーはマッスルカーよりも小型なモデルを指す。X2でローマンが搭乗。1967年にデビューした初代カマロだが、1969年式は特に人気が高い。エンジンは直6、後にV8モデルが追加されたFR車で、425馬力を実現したレース用モデルが69台存在している。フォードのマスタングと今なお人気を二分する車。X2でブライアンが搭乗。主人公ブライアンの愛車としてお馴染みの日本が誇る名車。34型はスカイライン名義として最終モデル。テーマは「原点回帰」であり、33型よりボディをコンパクト化した。日産の名エンジンRB26DETTを搭載。日産最後の直列6気筒エンジン搭載車でもある。F355の後継として1999-2005年まで発売されたV8エンジンのMR式で、近代フェラーリの源流とも言われるスーパーカー。当時の日本での販売価格は最低1800万円~。X2の敵役ベーロンの愛車で警察に押収されたが、本人は「車は別に惜しくない」とのこと。3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(原題The Fast and the Furious: Tokyo Drift)の公開は2006年。ワイスピ物語中の時系列としては6作目『EURO MISSION』の後となりますが、公開順としては3番目です。タイトルの通り、舞台は東京。カーアクションシーンではドリフト走行などが多く描かれています。日本のカーチューニングショップも撮影に協力しており、日本のファンは色々と発見があるでしょう。V6エンジン搭載で最高出力430hp。日産経営危機により開発を中止していたが、米Zファンの強い要望によりゴーン体制化で復活を遂げたモデル。TOKYO DRIFTでドリフトキングの異名を持つタカシがVeilside仕様車に搭乗。日本で走り屋に大人気のFR式スポーツクーペだが、海外のカーマニアにとっても「日本のドリフト車=シルビア」というぐらい浸透しており、作中では「ドリフト界のモナリザ」と評される。ショーン搭乗車は紺とオレンジのC-WEST仕様車。ロータリーエンジン搭載の最後の車となったスポーツカー。米国フォードから「ファミリーユースも満たせる4ドア」という条件があったので、「観音開きの4ドア」にして軽量化を図ったところにマツダの意地を感じる。TOKYO DRIFTのニーラの車として登場。マグネシウム製のコンプレッサーホイール、最大トルクをエボVIIIから3,000rpmに引き下げたが、先代以上にハンドリング性能を向上させ、安定した走りが可能。本来4WD車だが、TOKYO DRIFT劇中ではFRに改造している。フォード初の小型車として世界的にヒット。「フルチョイスシステム」により本体価格が比較的安い、社外品パーツも豊富と、米国ではカスタムカーのベースとしても人気が高い。3作目の主人公ショーンの父親の車としてエンジンがない状態で登場。V8エンジン搭載約400馬力、ゼロヨン14秒台のマッスルカー。徹底したコスト削減で標準装備は最低限。本体価格が抑えられため、当時の若者に絶大な人気を誇った。ドミニクやレティが何度か搭乗。日本では所ジョージが愛好家として有名。標準仕様で全長5,120mmの大型ボディ、V6/V8/V12エンジンをラインナップし、欧州・米国では不人気だったが、日本での人気は高い。威圧感抜群のルックス。黒塗りの車両にヤクザのカマタ組長が搭乗。シリーズ4作目『ワイルド・スピードMAX(原題Fast & Furious)』の公開は2009年。ブライアン(ポール・ウォーカー)とドミニク(ヴィン・ディーゼル)という2人の主人公が再びシリーズに復帰する重要な作品です。4作目でドミニクがガソリン強奪に使用した車両。一般的にマッスルカーのカテゴリに入れられるが、オプションとなるV8エンジンよりも、標準仕様の3.8リッターV6エンジンの評価が高い。劇中車GNXグレードは547台のみ製造された。全長5mを超えるが、アメリカではミドルサイズ扱いの大衆車。4作目ドミニク搭乗したのは2代目シェベルで、スポーツグレードの「SS」モデルはV8エンジン搭載で450馬力を達成。排ガス規制が厳しくなる直前に販売された伝説のモデル。4作目劇中車。ベース車両は軍用車M998ハンヴィー(一般発売なし)。実はアーノルド・シュワルツネッガーが「ハンヴィーを売ってほしい」と希望したので、民生版SUVとしてH1を作ったという経緯がある。4作目劇中車。3代目2009年式でWRX STIとして初めて専用ボディが与えられたモデル。EJ20型エンジン搭載。巻き添えを食らう形でドムにGT-R34型を爆破されたブライアンが代わりの車を頼むのだが、「速いのだな?」とドムが調達したのがコレ。「ポルシェやフェラーリのような国産スポーツカー」という理想を掲げて90年に発売したスーパーカー。アイルトン・セナも試乗した。ドム奪還時のミアの搭乗車(黒)やテズの愛車。テズ役のリュダクリスはホンダ好きで、2代目NC1型をプライベートでも購入。ケイマンはポルシェのオープンカーであるボクスターから派生した高級クーペ。水平対向6気筒エンジンのMR。4作目ジゼル搭乗車は2007年式の初代ポルシェ・ケイマンをベースに、ポルシェ専門のチューニングショップであるテックアートが手がけた車両。1968~76年販売の米国ミドルサイズの大衆車。当時からマッスルカーと認知されていたもののマスタングやシボレー・シェベルほどの人気はなかった。ワイスピやクリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』の公開により旧車人気が高騰。1986~1993年発売の本格4WD車。軍用車「チーター」の市販化モデルで総生産台数328台。砂漠もぐいぐい走れるオフロード性能、パンクしても走行できる特注タイヤ、大型トラック並みの290Lの燃料タンクでどこへでも行ける。内装は本革シートの高級路線。シリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』(原題Fast Five)の公開は2011年。日本車はもちろん、アメ車のマッスルカー、伝説的な旧車などが登場し、カーアクションがとにかく派手。レース通算50勝の伝説を築いた初代GT-R。通称ハコスカGT-R。5作目MEGA MAXに登場した劇中車は1972年式で、フロントガラスに日本の古い車検シールが貼られるなど細かい演出がされていた。超希少車のため撮影はレプリカ車の可能性が高い。グランドスポーツはコルベットC2型(1963~1967)をスポーツ走行に特化したもの。メカニックが秘密裏に開発していたらしく、GM上層部にバレて開発が中止されたという逸話がある。5作目の列車脱出時にドムとブライアンが搭乗。5作目で列車から盗難し、チップが搭載されていた車。フェラーリの買収に失敗したフォードがイギリスのローラカーズと共同開発したクルマ。1968、1969年とル・マン24で4連勝するなど輝かしい実績を持つ。2005年にGT40のリメイク車「フォードGT」が限定発売。イタリアの自動車メーカーであるデ・トマソが1971~1994に販売。米フォードのV8エンジンをイタリア製のボディに搭載し、最盛期には2700台以上を販売。劇中車は最も人気の高い72年式。5作目で麻薬取締局が列車で移送中だったクラシックカー。ポルシェフラグシップにあたる911。5作目の賭けレースで入手したのは5代目(2004販売)の996型。空冷から全車を水冷に変更したモデルで、3.4リッター水平対向6 気筒エンジンを搭載。5作目でホブス捜査官用にアメリカから輸送されてきた装甲車。ボディは爆発などの衝撃に耐えるために保護剤で覆われており、フロントガラスは2重加工の防弾仕様。重さ約9トン。これでも装甲車としては「ライトモデル」である。5作目でドミニクたちが調達したダッジ・チャージャーの警察車両。実際に米国の警察車両はクライスラー社のダッジ・チャージャー、GM社のシボレー・カプリス、フォード社のクラウンビクトリアなどビック3の車両が用いられることが多い。5作目MEGMAXラストで、ドミニクとブライアンが1台ずつ搭乗。ドミニクの愛車としてお馴染みのチャージャーだが、SRT8は2005年に復活した3代目LX型のトップグレード。431馬力の大排気量エンジンを搭載し、現代に蘇ったアメリカンマッスル代表。レクサスLFAは5作目ラストで恋人同士になったハンとジゼルが乗っていた車種で、2010年~2012年に世界500台限定で発売した、ボディやV型10気筒エンジン搭載を新設計した3750万円のスーパーカー。予約数を上回る注文のため抽選となり、ほぼハンドメイドのため2年かけて納車された。ケーニグセグが2006~2010年に販売したスーパーカーCCX。「CCXRエディション」はCCXのハイパフォーマンスモデルCCRXのレーシング仕様車。劇中で「世界に4台しかない」と語られた超希少車だが、オーナーから借りて撮影した本物である。スカイラインの名前が外れて「GT-R」となっても、ブライアンの搭乗車であり続けた。V6エンジンツインターボ搭載570馬力。ニスモ仕様は100キロ加速2.7秒。初めて左ハンドル仕様車が公式に販売されたため、海外の車好きもこぞって購入。5作目ラストでブライアンのGT-Rと勝負したドミニクの愛車。初代は1970~1974年に発売されたポニーカーと呼ばれるマッスルカーよりもややコンパクトな車。劇中車は2008年に復活販売した3代目チャレンジャーで、ボディデザインは初代に近い。6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』(原題Fast & Furious 6)の公開は2013年。ヨーロッパを舞台にしているため、イギリスやイタリアなどの欧州の自動車メーカーの車が多く登場するのが特徴です。「デイトナ」はダッジ・チャージャー第一世代の高性能モデル。1969年に503台のみが限定製造された車種で多くはレース用にされたので、現存する個体が極端に少ない米国のヴィンテージカー。EURO MISSIONドミニク搭乗車。エスコートは、フォードの欧州部門が1968~2000年まで製造した大衆車。主にイギリスで販売され、アメ車テイスト控えめなデザイン。7作目でテズが落札し、ブライアンが搭乗。劇中車は初代エスコートMK1型に2000CCエンジンを搭載したRS2000。米国カリフォルニアのスーパーカーブランド「ルクラ」が販売したほぼハンドメイドのオープンカー。重さ900kgの車体に対し、608馬力のV8エンジンを搭載と驚きのスペック。6作目 EURO MISSIONでテズが搭乗。6作目でローマンが搭乗した白のマスタングは、2代目1969年モデルをアンヴィル社が仕上げたチューニングカー。2代目はボディを大型化し、カタログスペックは375馬力だが、実際はもっと出ていたと言われる。特別モデルを示すBMWのMシリーズ。E60型は歴代唯一のV10エンジン搭載車で、最高出力507馬力のスーパーカー。リミッターを外すと最高速度は350h/m。6作目でホブス捜査官がドミニクらに6台の車両を用意したが、新車価格は1台1300万円ほど。7作目テズの愛車として登場。FXXは2005年から29台のみ製造されたV12エンジン搭載のサーキット専用車。本来は公道走行を禁止されているため、映画ならではの演出としてBMWのV8エンジン搭載をしたレプリカが制作された。イギリスの自動車メーカーのジョンセン・モーターズが1966~76年まで製造したクーペ&コンバーチブル。イタリアのボディデザインに、米国クライスラー製のV8エンジン、イギリス車らしい洗練された内装といいとこどり。6作目レティ搭乗車。『007』劇中車も多く手掛けるイギリスのアストンマーティン。DB9は2004~2016年に販売。洗練されたエレガントな佇まいだが、軽量ボディにV12エンジンを搭載し、0-100km/h加速は4.5秒とその速さは本物。EURO MISSION敵役オーウェン・ショウの愛車。メルセデス・ベンツの高級SUVとして人気のGクラス。460型は1979~1990年製造の初代モデル。NATOの軍専用車として開発していた車両を民政化したのが初代Gクラスであるため、高い悪路走破性を持ち、オフローダーとしての性能も本物。おしゃれでスポーティーな走りが魅力的なイタリア車。1954年に発売された初代ジュリエッタは非常に人気の高いクラシックカーだが、EURO MISSION劇中車は2010年発売の第三世代で名前以外の繋がりは薄い。EURO MISSIONで敵役の組織員がよく乗っていた4WD車。イギリスの自動車メーカー「ランドローバー」のフラグシップモデルにあたる高級SUV。劇中車は1995~2002年販売の2代目だが、初代モデルはイギリス王室にも愛用された伝統を持つ。7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』(原題Fast & Furious 7)の公開は2015年。クランクアップを前に、ポール・ウォーカー氏は、プライベートでも大の車好きで知られています。愛車としてトヨタ・スープラや日産フェアレディZ、スカイラインGT-Rを所有していました。役柄を超えて本当に日本車を愛してくれていたのでしょう。ル・マン24耐久レースで3度優勝の戦歴を持つレーシングカーR8の技術を生かして市販化したスーパースポーツ。アウディ初のミッドシップスポーツカーで、製造はほぼ手作業のため1日20台しか生産できない。7作目のドラッグレースでレティの対戦相手が搭乗。Fタイプは2013年発売のピュアスポーツカー。Rクーペは最高級グレードに位置し、スーパーチャージャー付5リッターV8エンジン搭載で、0-100km/h加速3.7秒、最高速度322km/h。パワフルなエンジン音も魅惑的。7、8作目でデッカード・ショウが搭乗。1970~1974年に販売された3代目プリムス・バラクーダの最高級グレードを「クーダ」と呼ぶ。兄弟車であるダッジ・チャレンジャーとともに70年代マッスルカーを代表する人気の高いレア車。6作目、7作目でレティやドミニク搭乗している。7作目でブライアンが運転していたファミリーカー(劇中車は青)。元祖アメリカのミニバン。シャシはダッジ・キャバランと共通だがやや高級志向。2016年に販売を終了し、現在は3列シート6人乗りの「パシフィカ」が後継車種。7作目で敵役デッカード・ショウが搭乗したのは3代目ギブリ。初代は60~70年代に最高速度265km/hを誇り世界最速とも言われた名車。劇中車のM157は高級スポーツセダンという位置づけで、ベンツEクラスやアウディA6のライバル車。3代目インプレッサWRX STIの5ドアハッチバックがGRB。7作目でブライアンが2011年式の青いボディの個体に搭乗。日本の自動車馬力規制を超えた308馬力を実現。米国では安全性の高い車としても評価され、人気を集めた。本格クロスカントリー車として日本ではランドクルーザープラドと比較されることが多い。ラムジー救出の際にテズが搭乗(ボディは灰色)。2018年11月に新型ラングラー(JL)が日本でも発売された。7作目ラムジー救出の際にローマンが搭乗した車両。60年代~70年代のポニーカーとして有名なカマロだが、初代カマロが生産されたのは1967~1970年の3年間のみ。Z28は初代からあるグレード名で、レースへの参戦を前提に開発した超スポーツグレード。F1カーであるMP4の名前を授けられた市販スーパーカー。2011~2014年販売(スパイダーは2012年~)。最高速度330km/h、0-100km/3.1秒のハイスペックマシンだが、扱いやすく、公道でのドライブも楽しみやすい。7作目ブライアン搭乗車。クライスラー社がGMのシボレー・コルベットのシェアを奪うために開発したマッスルカー。歴代モデルすべてにV10エンジン搭載。7作目レティ搭乗車は2002~2010年発売の2代目。日本人デザイナーの鹿戸治が手掛けたモデルである。車名は「排気量4.5L・8気筒エンジン」からつけられた。ボディやシャシにはアルミが多く使われ、全長4,527mm×全幅1,937mm、総重量1380kgとかなり軽量。7作目テズが黄色の個体に搭乗。2009~2015年に販売され、当時の新車価格は日本で2,830万円~。フランスの自動車メーカーであるブガッティ・オトモビル作のスーパーカー。スーパースポーツグレードは最高速度431km/hとギネス記録に認定。1台1億7000万円~、450台の限定車で2005~2015年の10年をかけて完売した。7作目ローマン搭乗。ドバイに本社を持つWモーターズが製造した世界に7台しかないスーパーカーで、価格3億4000万円。内装には金やダイヤモンドを使用。7作目劇中車はポルシェベースのレプリカだが、1台2億円ほどかけて制作。ランボルギーニの伝統にのっとり闘牛の名前にちなんで命名されたスーパーカーだが、エンジンフードのデザインはカメムシからインスピレーションを得たとデザイナーは語る。0-100km加速2.9秒。1965~96年まで製造。米国ではタクシー、パトカー、公用車として定番の車種であり、ボディサイズは歴代モデルすべておおよそ全長5.5m×全幅2mのサイズ。2011年に警察車両のみ復活したが、現在は生産中止。7作目テズ・ローマン搭乗車。ポール・ウォーカーが交通事故で亡くなるという悲劇に見舞われた7作目。撮影はポールの弟が代役を務めた。ラストでは1作目を象徴するブライアンのスープラと、ドミニクのチャージャーが並走した後、わかれ道となる。撮影車両はポールの所有車。8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』(原題The Fate of the Furious)は2017年に公開。最終決戦は「雪上・氷上」という特殊な環境でのカーバトルとなり、4WD車などが多く登場しました。一方で、物語冒頭の舞台はキューバで、50年代のアメリカ車が多く見られるのも8作目の特徴。キューバは1961年にアメリカと国交を断絶(2015年にオバマ政権により国交が回復)。新車販売が制限されていたため、「旧車・クラシックカーの天国」と呼ばれるほど、古い車が普通に街を走っているのです。1958~現在まで販売されているシボレーの大型乗用車(日本では現在未発売)。8作目でドムがキューバで乗っていた劇中車は1961年式で古き良きアメ車デザインの王道。カスタム車のベースとしても人気が高い。フリートラインは8作目キューバにいるドミニクの従兄弟フェルナンドの車。「キューバで1番遅い」と言われていたが1940~50年代当時のフリートラインは高級車だった。1961年に米国との国交を断絶したキューバは、新しい車が国に入ってこないためアメ車の旧車天国と言われているので、それゆえの劇中車チョイス。8作目、キューバでのレース相手ラルドの車。ドミニクが乗るシボレー・フリートラインに比べれば手入れがされており状態は良かったが1952~1956年製造の戦後まもない世代のフォードで、クラシックカーであることには変わりない。1960~1984年まで24年間製造されたロングセラー。「フォーティー」の愛称で世界中に愛好家がおり、中古車価格が下がらない人気モデル。FJクルーザーのデザインにも影響を与えている。8作目敵役サイファーがドミニク待ち伏せ時に利用。8作目 ICE BREAKホブス搭乗車(カラーは銀色)。ホイールベースの長さ(単位はインチ)により90、110、130と3モデルが存在。フルタイム4WD、ラダーフレーム、アルミニウムボディで、警察&消防車両での採用が多い。チャレンジャーの高性能モデル。V型8気筒スーパーチャージャーエンジン搭載、840馬力、0-100km加速は2.3秒とまさに悪魔級のマッスルカー。ウィリー走行89センチという記録もギネス認定。8作目でファミリーが1台ずつ搭乗。8作目でNYでドミニクが初代GTXに搭乗(ボディは黒)。ワイルド&タフなイメージの強いドミニクの愛車ダッジ・チャージャーの兄弟車だが、GTXは「紳士のマッスルカー」として売り出された。1973年のオイルショックで人気が低迷してしまい生産中止。コルベットの中でも人気が高い1963~1967年製造のC2型。日本語でアカエイを意味する「スティングレイ(Sting Ray)」サブネームを持つ。C5まで続くリトラクタブルヘッドライトを初採用。8作目レティ搭乗車。内装は木や本革を使ってとってもラグジュアリー。8作目でローマンが白と茶のツートンカラーの車両に搭乗するが、横転させられる。車両約2000万円+改造費のため「やめろ!ベントレーだぞ!」という必死の主張はもっともなところ。メルセデスのレース系ブランドであるメルセデスAMGが製造するスポーツカー。F1世界選手権でセーフティーカーとしても用いられている。車格や価格帯からポルシェ・911と比較されることが多い。8作目テズとラムジー搭乗車(シルバーの車両)。トヨタとスバル共同開発のスポーツカー(トヨタ86が兄弟車)。8作目でリトル・ノーバディがNYで搭乗している。劇中車のボディカラーは残念ながら青はなく、ラピスブルー・パール。TRA KYOTOロケットバニー製のワイドボディキットを装着。8作目ICE BREAKでロシア国防大臣が乗っていたSクラス5代目(2005~2013年)W221型のリムジン。防弾車仕様の「w221Guard」は、プーチン大統領、金正恩氏、トランプ大統領などが愛用している。日本では警視庁の警護車として採用。東京モーターショー2013で登場した日産のコンセプトカー。発表当時は「シルビアの後継」と噂された箱型のFRクーペ。Nismoはダットサン240Z BREをモチーフにしたカラーリング。8作目アイスブレイクの倉庫での車両調達のシーンに登場。6.4リッターV12エンジン、価格3000万円超えのスーパーカー。8作目でローマンが一目惚れし、最終的にロシアで搭乗した車(色はオレンジ)。アメリカ政府機関の「燃費が悪い車ランキング」で1位だが、気にするオーナーはいない。8作目でテズがロシアで搭乗した戦車。最高時速153km/h、「世界最速の戦車」の異名を持つ。どう見ても軍用車両だが、民間用モデルも限定販売しており、1台2400万円~。スーパーカー1台と思えば安いという意見も。8作目ICE BREAK用の特別車両。ホブス搭乗車。大型ピックアップトラック4代目ダッジ・ラム(2008~)に可動式ブレードを装着、キャタピラーを履かせて雪上仕様に改造。本来のラムはフロントマスクがかっこよく、若者に人気の車。米国のベンチャー企業が製造。米軍戦闘機「P-51マスタング」のデザインにヒントを得たオフローダーだが、0-100km/h加速6.0秒とスポーツカー並の性能を持つ。8作目でレティとラムジーが搭乗。トランスフォーマー4にも登場。8作目雪上でリトルが白の車両を運転。北米仕様車なので2.5LターボEJ25型搭載。スパイクタイヤとラリー仕様パーツを装着。ロケでは雪上でも安定して走行できたと製作陣からも好印象。北米ではスバリストが年々増えているので次作の登場も期待。8作目 ICE BREAK用でドミニクが搭乗した特別車両。68年式ダッジ・チャージャーを雪上仕様にフルカスタマイズしたモンスターマシン。「ワイスピカー全国ツアー」として撮影車両が展示された。推定評価価格は数億円。2019年8月2日、ワイルド・スピードシリーズの公式スピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が日米同時公開されます。原題は『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw』で、タイトルの通りドウェイン・ジョンソン演じるホブス捜査官とジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウが主役です。『スーパーコンボ』に登場する車をまとめました。デッカード・ショウの愛車。スーパーコンボ予告ポスターにも登場。車名の「720」とはズバリ馬力のこと!マクラーレン・スーパーシリーズ初の第2世代として2017年に登場。0-100km/h加速2.9秒、価格3338万円~。スーパーコンボでホブスの自宅ガレージにあったクルマ。おそらく第三世代1981年式のフォード・ブロンコ。1966年から1996年まで製造されたフォードのSUVだが、2020年に新型6代目が復活予定。スーパーコンボでデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が乗り回していたトラック。ピータービルトは1938年創業の米国の大手トラック製造会社であり、トランスフォーマーシリーズでも有名。スーパーコンボ登場。イギリス人が愛した小型大衆車で、映画『ミニミニ大作戦(原題:The Italian Job)』劇中車。ショウ(ジェイソン・ステイサム)がガレージで「仕事で使った」と説明するが、この映画にステイサムが出演しているがゆえの演出。2020年5月29日公開予定のワイルド・スピード9作目(スピンオフ作品『スーパーコンボ』除く)にあたる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にはどんな車が登場するのか、予告映像や撮影中の様子からわかっている登場車種を紹介。名車A80型から17年ぶりに復活した新型スープラ。BMW・Z4との共同開発で「直列6気筒+FR」の組み合わせを実現。ワイスピ9では1作目のブライアンのスープラを思わせるオレンジ色の車両がロケで目撃された。2009年発表、イギリス生まれのスーパーカー。ヤマハ製4.4LのV8ツインターボ搭載のMR。電子制御デバイスがなく、6速MTのみで、半端な気持ちでは乗れない。最大750英馬力までのパワーアップが可能。0-100km加速は約3秒。ワイスピ・ジェットブレイクでドミニクが搭乗。SRTヘルキャットのボディに、大迫力フェンダーを装備し、305/35ZR20のスーパーカー並の極太タイヤを装着。6.2LのV8エンジンを搭載し、700馬力越えの超ハイパワーを発揮。ワイスピ9でドムの弟ジェイコブ・トレット搭乗車両として出演。なお、ジェイコブ役のジョン・シナは「フォードGT」の転売規約を破ったとしてフォード社から訴えられた過去があるが後和解、ワイスピで本格的な雪どけの模様。ワイスピ9・ジェットブレイクで「レトロな小型車」と呼ばれていたのは、かつてのGMブランド「ポンティアック」のミッドシップ車フィエロ(1984~1988)。部品の使いまわしでコストを抑え、スーパーカーのレプリカベースとしても人気。ロサンゼルスモーターショー2018で発表された2代目グラディエーターJT型。ベースは4代目ラングラー。タフなエクステリアだが、死角をカバーするための運転支援システムを多数搭載しており、内装はメカニカルな雰囲気。ワイスピはシリーズが進むにつれて、人気は右肩上がりに。制作費も増えて、物語のスケールも拡大。スーパーカーが多数登場するようになりました。2017年にシリーズ8作目になる『ワイルド・スピードICE BREAK』はシリーズ最大の大ヒットを記録。2019年にスピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』を公開し、本編9作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は2021年春に公開予定です。次はどんな車でどんなカーアクションをするのか、考えただけでワクワクしますが、欲をいえば日本車にもたくさん活躍してほしい!ワイルド・スピードの次回作にも期待しましょう!ワイルドスピードの車一覧の関連記事劇中車特集ワイルドスピードの車一覧Copyright © 2017-2020 COBBY All Rights Reserved.

シリーズの原点「ワイルド・スピード」の公開は2001年でした。原題は「The Fast and The Furious」です。停止状態から直線コースを加速し、スピードを競う「ドラッグレース」に情熱を傾ける若者たちが描かれており、劇中車の多くは日本のコンパクト・スポーツ(通称スポコン)です。90年代のアメリカでは、実際に若者が安価で高性能な日本車を改造したカスタムカーで、レースを行っていました。ワイスピの中でもっと …