アリババ アマゾン 違い


 決済に重点を置くアリババにとって、この変化スピードの速さは大きな機会だ。自らの決済プラットフォーム上に乗せ、成長が見込めたら資本関係を結んでも良いし、駄目なら手放せば良い。アリババの顧客拡大スピードは、自社の店舗拡大スピードとは比例しない。「何に注力するか」を、決済システムに置いたことが、アリババの成長をさらに早めている。 「アリババって通販サイトの名前をよく聞くけど、実際なんなのかはよくわかっていない…」と思っている方のために記事を書きました。アリババは中国のEコマース企業この記事では、の順に、アリババについて概要を説明していきます。記事を読めばアリババをざっくりと知ることが可能です。まずはこの記事で大まかにアリババについて知っていきましょう!複数の業態のECサイトを運営しており、中でもジャック・マー(馬雲)氏は1999年にアリババを創業し、現在ではBtoBEC以外にも天猫国際をはじめとした様々な事業を展開しています。このように、さまざまなサービスを提供しています。どれも中国EC市場のなかで大きなシェアがあり、また、「独身の日」に行った巨大なセールでは、楽天の2016年の流通額が約4兆円なので、その半分以上の額をアリババはたった1日で売り上げてしまったのです。グループ全体で見れば、AmazonやeBayの取引額を合計した額よりも大きな金額がアリババで取引されています。日本にはAmazonや楽天があり、ふだんからアリババを使う方は少ないかもしれませんが、こうして見ていくとアリババは超巨大なEC企業だとおわかりいただけたかと思います。アリババの現会長のジャック・マー氏は、2016年にニューリテール構想を提唱したことでも有名です。オンラインとオフライン、物流はそれぞれUX(ユーザー・エクスペリエンス)が限られていますが、それらをシームレスに融合することによって新しいUXを提供するのがニューリテール戦略です。ジャック・マー氏の提唱するニューリテールはオンラインだけでなくオフライン、つまり実店舗や物流に関しても新しい構想を持ち、次々と事業展開を行っています。オムニチャネルや無人店舗、次世代スーパーマーケットといった施策を実現し、中国ではますますアリババの存在感は大きくなっています。ジャック・マー氏は中国の小売全体がアリババのプラットフォームで行われることを構想しているようです。続いては、Amazonとアリババの違いを具体的に見ていきましょう!「じゃあ、Amazonとアリババって具体的に何が違うの?」と思っているかたのために、Amazonとアリババの違いをお伝えしますね。ざっくりと違いをまとめるとです。Amazonは登録時や取引ごとに手数料がかかりますが、アリババは登録を無料にしています。アリババの場合は、マーケティングのサポートなどがある、また、決済の方法もアリババとAmazonでは異なります。というのもアリババでは出品者に代金が渡るのは商品が届いたあとで、それまではアリババに預けられている形なのです。日本であればお客さまが決済ボタンを押せば決済されてしまいますが、アリババはちゃんと商品が届いた時点で出品者にお金が払われるシステムなので安心できます。他にも、アリババの場合はソフトバンクの孫正義社長が創業したてのころに約200万ドルもの出資をしています。Amazonとアリババは同じECサイトのように見えますが、詳しく見ると違うポイントがいくつもあるのです。以下では、アリババの使い方を紹介しますね。ここからはアリババの使い方を、に分けてお伝えします。これからアリババを利用してみたいかたはぜひ参考にしてみてください。アリババで中国の消費者へ商品を売るためには、とはいえ、海外のサイトを使って自社で1から手続きをするのは骨がおれますよね。そのような場合に使いたいのがアリババジャパンの出店サービスです。自社の状況に応じてオーダーメイドでサービスを提供してくれるので、中国のEC市場での事業をスタートからサポートしてもらうことができます。チャイナパスポートアリババの通販サイトで商品を買うためには、まずアカウントを作る必要があります。アリババはBtoBサイトなので、大ロットで購入できたり、工場から直送できたりといったメリットがあります。日本語表記がされていてUIもいわゆる普通のECサイトなので、使い勝手もよいですね。通貨や送り先は、複数から選ぶことができます。通常のBtoCECサイトと違うのは、価格交渉や最小ロット数、納期などについて交渉ができることです。商品ページには、問い合わせのリンクがいくつもついています。画像出典:http://japanese.alibaba.comたとえば価格を問い合わせる場合、次のような問い合わせフォームが表示されますので、簡単に見積を依頼することができます。画像出典:http://japanese.alibaba.com貿易業務になりますので、価格や納期交渉も重要になってきます。また、個人で購入するのであれば、楽天やAmazonと同じ使用感のAliExpressがおすすめです。ところどころ日本語翻訳の表現が気になるところもありますが、難なく買いものができるはずです。aliexpress Japanアリババについて、大まかに概要をお伝えしました。あらためておさらいすると、アリババは中国のEC企業でなど、ECをはじめとした幅広いサービスを提供しています。ジャック・マー氏が1999年に創業したアリババは、ソフトバンク社長の孫氏などから出資を受け、現在の大きさにまで成長しました。セール時には、楽天の年間取引額にせまる勢いの額を、たった1日で売り上げてしまうほどの勢いがあるECサイトです。もはやAmazonに迫るほどの規模があるアリババですが、Amazonとの違いはと紹介しました。アリババは世界じゅうに住む中国人向けのECサイトとして誕生しましたが、今後は他の国へ広げていくはずです。かといって、他のEC企業に勝ち目がないわけではありません。確かに企業の時価総額で見れば、アリババとAmazonはどちらも4000億ドルを超えています。しかしながら、細かく丁寧に市場を見ていくと戦える場所は少なくありません。例えば、などのようにニッチな分野を攻める方法があります。日本で言えば「つまり、アリババやAmazonのように「買いたいものがあるお客さま」を想定するのではなく、「お客さまの”買いたい”をつくる意識」が大切です。これからはニーズを満たすECサイトではなく、ニーズをつくるECサイトを作ることが求められるに違いありません。大阪市立大学商学部を卒業後、新卒で独立。学生時代に身につけた経営・流通・マーケティングなどの知識を活かし、コマースについて幅広いジャンルで執筆。また、サイト制作やWebメディア運営も請け負っており、IT系の記事作成も可能。無類の動物好き。
会員になると様々なサービスが利用できます。  Amazonは「Amazon Prime」会員を囲い込み、彼らを優待する「PLACE」(場)を自前で広げることで、会員のLTV(顧客生涯価値)を上げていくという動きをしている。一方でアリババは、その重点を「決済システムによって顧客とのつながりを築くこと」に集中した。そのために自前の場(PLACE)にこだわらず、「支付宝」(アリペイ)による大量の顧客行動データを基に、「芝麻(ゴマ)信用」というパーソナルプライシングの仕組みを生み出し、これに多様なプレイヤーがつなぎこめる状態を築いている。  アリババのポジショニングをチャネルシフト・マトリクスで見ると、どの象限にも入り込めるマトリクスの中心に位置している。決済、個人データの獲得、信用付けによって、新しいチャネルシフト、型破りな戦略を行なっていると言えるだろう。  ではここで思考実験として、アリババのENGAGEMENT 4Pを描いてみよう。 奥谷孝司氏と岩井琢磨氏がオンラインとオフラインとにまたがる「場」で進行中のデジタル革命を追う本連載。今回はチャネルシフト・マトリクス図を通して米Amazonと中国・アリババ集団の戦略の違いに迫る。  この2社は何を重点とするかという発想が、まるで違う。これは同じECを出自としていても、至ったマーケティングモデルが異なるということだ。 今回はチャネルシフト・マトリクス図を通して米Amazonと中国・アリババ集団の戦略の違いに迫る。 前回の記事 で説明したように、Amazonとアリババは「オンラインに巨大なECを持つ」という点は同じでも、オフラインでの場の作り方は全く異なるものだった。

アリババ:$143.40に対して、アマゾン:$88.69 と公表されています。 ここだけ見ると、アリババはアマゾンより安定性に優れていると判断出来ますね。 pfrを見てみましょう。 アリババ:49.87倍に対して、アマゾン:94.62倍 です。 「商流」「物流」「金流」ではアリババがアマゾンに先行 ecから派生した広範なサービス群、カリスマ的な経営者、ネットからリアルへの進出、異様なまでの成長速度と、アマゾンとアリババにはさまざまな点で重なるところがある。  このポジションにいる以上、極論すれば彼らにとってつながる小売りは何でもよいのだ。あらゆるチャネルでの購買行動を把握することで、アリババと顧客とのつながりはさらに深くなる。そしてこのつながりを基点として、個人の信用格付けを行うことで、さらなるつながりを深めていくというわけだ。 お知らせ現在と昨日は、1週間以内に公開した記事が対象現在と昨日は、1週間以内に公開した記事が対象いま多く検索されているタグと、そのタグの人気記事です。企画・調査・マーケティング担当者が読んだ人気記事です。フォローしたタグ・連載・著者の最新記事を一覧できます。新着日経クロストレンドのコメント機能やフォロー機能はリゾームによって提供されています。【日経クロストレンドの必読書籍】